Revolucao Edicao Especial: 革命〜スペシャル エディション〜

ファースト作『デビュー！』（サンビーニャ・インポート HJSI-5329）がチャートを席巻したポルトガルの人気バンド“アモール・エレクトロ”。
ファドのイメージの強い同国の音楽シーンにおいて、先進性の高いポップスを聴かせてくれる彼らの登場は、日本のワールド・ミュージック・ファンにも大きな衝撃を与えてくれました。その彼らのセカンド作をご紹介いたします。
　“チル・アウト・ファド・エレクトロニカ”というスタイルを聴かせたグループ“ドンナ・マリーア”の女性ヴォーカルだったマリーザ・リスが新たに組んだバンドとして誕生したのが、このアモール・エレクトロでした。その他のメンバーはギター、ベース、キーボード、ドラムズ（と少々のエレクトロニクス）といった標準的なバンドの編成ですが、曲によってアコーディオンやポルトガル・ギターなどこの国らしい楽器が加わります。80's風のポップさと、ファドを生んだ国ポルトガルらしい“薄暗さ”を感じさせるサウンドが特徴で、ややハスキーなマリーザのヴォーカルが被さって独自のテイストを醸し出します。
　本作は彼らの２作目として2013年に発表された作品“Revolucao”にライヴ録音10曲を別ディスクに収めた２枚組スペシャル・エディション。サウンド的には前作を踏襲してますが、より完成度の高いアレンジに仕上がっているあたりからは、バンドの成長が確かに感じられます。さらにライヴ盤の方では“Revolucao”のライヴ・テイクのほか、ファースト作からのレパートリも披露。演奏力／歌唱力の高さもここから確認することができます。
　ポルトガルのポップ・シーンの今をここから感じ取ってください。

(メーカー・インフォメーションより）